試験手帖

分野・カレンダー

建設・設備系資格の一覧|経験なしで受けられる7試験と、学歴・実務経験が要る2試験の合格率【2026年9月】

第二種電気工事士・電験三種・危険物取扱者・消防設備士・二級ボイラー技士・衛生管理者・2級施工管理技士・二級建築士・測量士補の 9 試験を、実施団体の公式ページで確かめた受験資格・受験料・いまの申込状況と、公表された受験者数・合格者数で並べました。経験なしで最初に受ける 1 つと、今から申し込める試験が分かります。

2026年9月25日 更新公式ページの確認日 2026年9月25日試験手帖 編集部

テスターで配電盤を点検する電気技術者
写真: Toolmash Expo(Unsplash)

設備の仕事に経験なしで入るなら、最初の 1 つは第二種電気工事士です。 受験資格がなく、ビルや住宅の電気工事に必要な国家資格で、令和 8 年度上期は学科の受験者の 62.2%、技能の受験者の 73.4% が合格しました(公表人数から編集部計算)。下期の申込は 9 月 3 日で終わったため、今から受けるなら、住所や勤務地に関係なく希望する都道府県で受けられる危険物取扱者の乙種第 4 類(5,300 円)か、関東では 10 月 14 日にも試験がある二級ボイラー技士(8,800 円)です。二級建築士と衛生管理者は、学歴か実務経験が要ります。

机に並べた工具
写真: Giullia Siqueira(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

今から受けられる設備・建設の試験はどれか(2026 年 9 月)

試験 いまの状況(公式の案内)
危険物取扱者(乙種第 4 類など)・消防設備士 試験日と受付期間は支部(東京は中央試験センター)ごとに違う。現住所・勤務地にかかわらず、希望する都道府県で受けられる
二級ボイラー技士 関東センター(東京試験場)は 10 月 14 日・11 月 11 日・12 月 9 日。オンライン申請は試験日の 2 か月前から 14 日前まで(定員に達すると締切)
衛生管理者 関東センターは 10 月 6 日・13 日・15 日、11 月 5 日・12 日・17 日・24 日。申請方法はボイラー技士と同じ
電験三種(令和 8 年度下期) 申込は 11 月 9 日〜11 月 26 日。CBT 方式は 2027 年 2 月 4 日〜2 月 28 日、筆記方式は 2027 年 3 月 21 日
第二種電気工事士(令和 8 年度下期) 申込は 9 月 3 日で終了。学科は CBT 方式 9 月 24 日〜11 月 8 日・筆記方式 10 月 25 日、技能は 12 月 12 日または 13 日
2 級施工管理技士(建築・土木) 令和 8 年度後期の申込は終了。試験は土木が 10 月 25 日、建築が 11 月 8 日
二級建築士 令和 8 年の設計製図の試験は 9 月 13 日に実施済み。合格発表は 12 月 3 日(予定)
測量士補 令和 8 年の試験は 5 月 17 日に実施済み(願書受付は 1 月 5 日〜1 月 22 日だった)

日程と申込期間は、必ず実施団体の公式ページで確認してください。

経験も学歴も問われないのはどの試験か

試験 実施 受験資格(公式の記載) 受験料
第二種電気工事士 電気技術者試験センター 受験資格に実務経験は不要で、誰でも受験可能 11,100 円(インターネット申込み・非課税)、書面は 12,500 円
電験三種(第三種電気主任技術者) 電気技術者試験センター 受験に対して制限や条件はない 7,700 円(インターネット申込み・非課税)
危険物取扱者 消防試験研究センター 乙種・丙種は必要なし。甲種は受験資格が必要 乙種 5,300 円、丙種 4,200 円、甲種 7,200 円(非課税)
消防設備士 消防試験研究センター 乙種はどなたでも受験できる。甲種は受験資格が必要 乙種 4,400 円、甲種 6,600 円(非課税)
二級ボイラー技士 安全衛生技術試験協会 不要(本人確認証明書の添付が必要) 8,800 円(学科・非課税)
測量士補 国土地理院 年齢・性別・学歴・実務経験・国籍に関係なく受験できる 2,850 円(収入印紙)
2 級施工管理技士(建築・土木) 建設業振興基金(建築)・全国建設研修センター(土木) 第一次検定はその年度に 17 歳以上。第二次検定は実務経験などの受検資格がある 建築は第一次・第二次とも 6,150 円、土木は各 6,000 円(非課税)
二級建築士 建築技術教育普及センター 建築の指定科目を修めて卒業した人は実務最短 0 年、建築に関する学歴がない人は実務 7 年以上 18,500 円(非課税。別に事務手続手数料)
衛生管理者(第一種・第二種) 安全衛生技術試験協会 大学・短大・高専の卒業後 1 年以上、高校の卒業後 3 年以上、または 10 年以上の労働衛生の実務経験 8,800 円(非課税)

上の 6 つと、2 級施工管理技士の第一次検定は、経験なしで今日から準備を始められます。受験料はこの 9 試験で 2,850 円から 18,500 円まで開きがあり、最も安いのが測量士補、最も高いのが二級建築士です。

受かる割合は 13.0% から 73.4% まで違う(公表人数で並べると)

試験 回・期間 受験者数 合格者数 合格率
電験三種 令和 7 年度(上期+下期) 48,942 人 6,365 人 13.0%※
二級建築士 令和 7 年(学科・設計製図の総合) 20,597 人 4,645 人 22.6%
2 級建築施工管理技士 令和 7 年度 第二次検定 18,320 人 5,991 人 32.7%
危険物取扱者 乙種第 4 類 令和 8 年 4 月〜7 月 75,829 人 25,540 人 33.7%
消防設備士 乙種(全類の計) 令和 8 年 4 月〜7 月 13,226 人 5,534 人 41.8%
測量士補 令和 8 年 12,269 人 5,447 人 44.4%
第一種衛生管理者 令和 7 年度 66,401 人 31,046 人 46.8%
二級ボイラー技士 令和 7 年度 21,349 人 11,303 人 52.9%
2 級土木施工管理技士 令和 7 年度 第二次検定(種別 土木) 21,111 人 11,341 人 53.7%
第二種電気工事士 学科 令和 8 年度上期 78,290 人 48,692 人 62.2%※
第二種電気工事士 技能 令和 8 年度上期 58,393 人 42,875 人 73.4%※

※は、実施団体が人数だけを公表しているため、受験者数と合格者数から編集部が計算しました。危険物取扱者と消防設備士は年度途中(4 月〜7 月)の集計です。

  • 電験三種は、一部の科目だけ受かった人が多い試験です。 令和 7 年度は全科目に合格した 6,365 人とは別に、科目合格者が 13,539 人いました
  • 第二種電気工事士は、学科と技能の 2 段階です。 技能試験は学科試験の合格者か学科試験の免除者が受けます。令和 7 年度は学科 56.6%、技能 71.8% でした(編集部計算)
  • 2 級施工管理技士は、第一次と第二次で数字が違います。 建築の令和 7 年度第一次検定(後期)は 22,803 人が受けて 8,285 人(36.3%)が合格しました
  • 測量士補は年による差があります。 令和 7 年は 13,363 人が受けて 6,837 人(51.2%)が合格しました

その資格で何ができるか(公式の説明)

資格 実施団体の説明
電気工事士 ビル・工場・商店・一般住宅などで電気を安全に使うための電気工事に必要な国家資格
電気主任技術者(電験) 発電所・変電所・工場・ビルなどの電気設備を保安監督するための国家資格。第三種から挑戦する
危険物取扱者 甲種・乙種は取扱作業とその立ち会い、丙種は乙種第 4 類のうち指定された危険物の取扱作業ができる。乙種第 4 類はガソリン・灯油・軽油・重油などの引火性液体
二級ボイラー技士 伝熱面積の合計が 25㎡未満のボイラーの作業では、特級・一級・二級ボイラー技士の免許を持つ人からボイラー取扱作業主任者を選ぶ
2 級建築施工管理技士 種別「建築」は全部の工事に使える種別ではない。塗装工事で建設業許可を取る・主任技術者になるには、種別「仕上げ」で合格する必要がある

第二種電気工事士の学科試験は、令和 9 年度から上期・下期とも原則として CBT 方式(パソコンで解答する方式)になると告知されています。令和 8 年度までは CBT と筆記の両方がありました。

各試験の次回日程と受験料の一覧

試験次回試験日次回申込締切受験料実施団体
消防設備士2026-09-262026-09-24甲種 6,600 円、乙種 4,400 円(いずれも非課税。令和 6 年 5 月から現在)。合格後の新規免状交付申請は別に 2,900 円一般財団法人 消防試験研究センター
第一種衛生管理者2026-10-052026-09-218,800 円(非課税。学科試験共通手数料。労働安全衛生法関係手数料令による/令和5年6月1日現在)。書面申請は受験申請書にとじ込まれている払込用紙で郵便局・銀行から払い込む(払込手数料は本人負担)。受験票が発行された後は返還できない公益財団法人 安全衛生技術試験協会
第二種衛生管理者2026-10-052026-09-218,800 円(非課税。学科試験共通手数料。労働安全衛生法関係手数料令による/令和5年6月1日現在)。書面申請は受験申請書にとじ込まれている払込用紙で郵便局・銀行から払い込む(払込手数料は本人負担)。受験票が発行された後は返還できない公益財団法人 安全衛生技術試験協会
二級ボイラー技士2026-10-142026-09-308,800 円(非課税。令和 5 年 6 月 1 日以降に実施される試験から)。オンライン申請はクレジットカード・コンビニ・ペイジー、書面申請は受験申請書にとじ込まれた専用払込用紙、窓口申請は現金払い。受験票が発行された後は返還されない。公益財団法人 安全衛生技術試験協会
第二種電気工事士試験2026-10-25受付終了(次は令和9年度上期・例年 3 月受付)インターネット申込 11,100 円・書面申込 12,500 円(非課税)一般財団法人電気技術者試験センター
2 級土木施工管理技術検定2026-10-25—第一次検定・第二次検定 12,000 円(非課税)/第一次検定 6,000 円(非課税)/第二次検定 6,000 円(非課税)。インターネット申込は事務手続手数料 250 円(税込)が別途必要。旧受検資格の書面申込に使う申込用紙は 1 部 1,000 円(消費税含む)一般財団法人 全国建設研修センター(国土交通大臣指定試験機関)
特級ボイラー技士2026-10-262026-10-128,800 円(非課税。令和 5 年 6 月 1 日以降に実施される試験から)。支払方法は二級と同じ。公益財団法人 安全衛生技術試験協会
2 級建築施工管理技術検定2026-11-08—第一次検定 6,150 円(非課税)/第二次検定 6,150 円(非課税)/第一次・第二次検定 12,300 円(非課税)一般財団法人 建設業振興基金 試験研修本部(国土交通大臣指定試験機関)
一級ボイラー技士2026-11-182026-11-048,800 円(非課税。令和 5 年 6 月 1 日以降に実施される試験から)。支払方法は二級と同じ。公益財団法人 安全衛生技術試験協会
第三種電気主任技術者試験(電験三種)2027-02-042026-11-26インターネット申込 7,700 円・郵送申込 8,100 円(非課税)一般財団法人電気技術者試験センター
危険物取扱者試験 乙種第4類都道府県ごと都道府県ごと乙種 5,300 円(非課税。令和6年5月から)一般財団法人消防試験研究センター
二級建築士——18,500 円(非課税)。別途、事務手続手数料としてクレジットカード決済 306 円(内、消費税 27 円)、コンビニエンスストア決済 225 円(内、消費税 20 円)公益財団法人 建築技術教育普及センター(全国 47 都道府県の指定試験機関)
測量士補——2,850円(書面申請・収入印紙を受験願書に貼付)/2,800円(電子申請・電子納付に限る)。地方自治体発行の収入証紙や現金、郵便切手による納付はできない。願書受付後は、試験を受けなかった場合でも返還されない国土地理院

13 件・最終更新 2026年9月25日

仕事の目的から、最初に取る資格を選ぶ

あなたの状況 最初に受ける試験 理由(公式の制度から)
経験なしでビル・住宅の電気工事の仕事に就きたい 第二種電気工事士 受験資格なし。電気工事に必要な国家資格
ガソリンスタンドや工場で燃料を扱う 危険物取扱者 乙種第 4 類 受験資格なし、5,300 円。希望する都道府県で受けられる
ビル管理・設備管理の仕事でボイラーを扱う 二級ボイラー技士 受験資格なし。試験が毎月のようにある
工場やビルの電気設備の保安監督を目指す 電験三種 受験資格なし。下期は 11 月 9 日から申込
消防用設備の点検や工事の仕事をしている 消防設備士 乙種 受験資格なし、4,400 円
建設会社で現場の管理をしている 2 級施工管理技士(第一次検定) 17 歳以上なら受けられ、第二次検定へ進める
建築の指定科目を修めて学校を出た 二級建築士 実務最短 0 年で受けられる
職場で労働衛生を担当している 第一種衛生管理者 大学・短大・高専卒なら実務 1 年以上で受けられる
測量の仕事に就きたい 測量士補 誰でも受けられ、受験料は 2,850 円

講座で学ぶ場合の比較は、第二種電気工事士・電験三種・危険物乙 4・二級建築士・施工管理・衛生管理者の講座比較にあります。

この記事では足りない人

  • 1 級施工管理技士・一級建築士・電験二種以上を探している人。ここでは、現場に入って最初の数年で受ける 9 試験だけを並べています
  • 二級建築士・施工管理技士・消防設備士・衛生管理者・ボイラー技士・測量士補のどれを受けるか決めた人。上の表の試験名から、試験ごとの日程と合格率の推移に進めます

出典

よくある質問

設備・建設系の資格で、経験がなくても受けられるものはどれですか

第二種電気工事士・電験三種・危険物取扱者の乙種・消防設備士の乙種・二級ボイラー技士・測量士補の 6 つは、公式の案内で受験資格の制限がないとされています。2級施工管理技士の第一次検定も、その年度に 17 歳以上であれば受けられます。二級建築士(建築の指定科目を修めた卒業か 7 年以上の実務)と衛生管理者(学歴に応じた労働衛生の実務経験)は条件があります。

第二種電気工事士は今から申し込めますか

令和 8 年度下期の申込は 2026 年 9 月 3 日で終わりました。下期の学科試験は CBT 方式で 9 月 24 日〜11 月 8 日、筆記方式で 10 月 25 日、技能試験は 12 月 12 日または 13 日です。学科試験は令和 9 年度から原則として CBT 方式に移ると告知されています。

受験料がいちばん安いのはどれですか

この記事の 9 試験で、1 回の受験に払う手数料が最も安いのは測量士補の 2,850 円(収入印紙)です。次が危険物取扱者の丙種 4,200 円、消防設備士の乙種 4,400 円です。最も高いのは二級建築士の 18,500 円(別に事務手続手数料)です。

試験別

講座比較

この記事の更新

  • 2026年9月25日初版。電気技術者試験センター・消防試験研究センター・建築技術教育普及センター・建設業振興基金・全国建設研修センター・安全衛生技術試験協会・国土地理院の公式ページで受験資格・受験料・日程・合格者数を確認