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資格は独学と講座どっち?5試験の合格率・学習期間・出題形式で決める【2026年9月】

ITパスポート・日商簿記3級/2級・宅建・行政書士の公式合格率と出題形式、講座の標準学習期間を並べ、独学で足りる試験と講座を検討したい試験を3つの目安で分けました。

2026年9月26日 更新公式ページの確認日 2026年9月26日試験手帖 編集部

机に向かって勉強する男性
写真: Jeswin Thomas(Unsplash)

編集部の結論: 「記述式がある」「直近の合格率が2割未満」「講座の標準学習期間が6ヵ月以上」のうち、2つ以上に当てはまる試験は講座を検討し、1つ以下なら独学から始めてください。 この目安で5試験を分けると、ITパスポート・日商簿記3級・日商簿記2級(ネット試験)は独学から、宅建と行政書士は講座の検討が先です。 合格率は受験者数と合格者数を添えて、実施団体の公表値で比べています。

白黒の年間プランナー
写真: Jess Bailey(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

5試験を3つの目安に当てはめると、どうなるか

合格率は各実施団体が公表した直近の年度(回・期間)の数字です。学習期間は、5試験すべてに講座があるユーキャンの「標準学習期間」を同じ物差しとして使いました(ITパスポートは講座ページに掲載がありません)。

試験 出題形式(公式) 直近の合格率(公式) 講座の標準学習期間(ユーキャン) 判定
ITパスポート 多肢選択式(四肢択一)100問・120分・CBT 48.6%(令和7年度 受験者271,352人・合格者132,012人) 掲載なし 独学から(当てはまる目安 0。期間は数えず)
日商簿記3級 3題以内・60分・70%以上で合格。ネット試験は選択式+入力式 ネット試験 40.8%(2025年度 受験者276,477名・合格者112,797名) 3ヵ月 独学から(0)
日商簿記2級 5題以内・90分・70%以上で合格。ネット試験は選択式+入力式 ネット試験 32.9%(2025年度 受験者141,072名・合格者46,351名) 6ヵ月 独学から。つまずいたら講座(1)
宅建 50問・四肢択一式・2時間 18.7%(令和7年度 受験者245,462名・合格者45,821名) 6ヵ月 講座を検討(2)
行政書士 択一式+記述式(40字程度)・午後1時〜4時 14.54%(令和7年度 受験者50,163人・合格者7,292人) 6ヵ月 講座を検討(3)

目安は3つとも、公式の数字と講座の公表値から誰でも確かめられるものにしました。当てはまる数が同じなら、記述式の有無を重く見てください。自分の答案を他人に採点してもらう機会は、独学だと作りにくいためです。

独学で足りるのは、どんな試験か

独学で足りるのは、マーク式か選択・入力式で、合格率が3割を超え、講座でも3ヵ月程度で一巡する試験です。5試験ではITパスポートと日商簿記3級がこれに当たります。

  • ITパスポートは四肢択一の100問で、令和7年度は受験者の約2人に1人(48.6%)が合格しています。CBT方式で随時受けられるので、過去問で点が取れるようになった時点で予約できます。
  • 日商簿記3級は、講座でも標準学習期間が3ヵ月です。ネット試験の合格率は2025年度で40.8%でした。

ITパスポートを受けるなら日程に注意してください。IPAは2026年12月28日以降、システムのリプレースで試験を一時休止すると発表しています。2026年9月28日以降に申し込む場合、選べる試験開催日は2026年12月27日までの予定です。2027年1月以降の試験は、2026年秋頃にIPAのページで案内される予定です。日程は必ずIPAの公式ページで確かめてから申し込んでください。

同じ簿記でも、受け方で合格率はどれだけ違うか

日商簿記は、同じ級でも統一試験(紙)とネット試験で合格率が違います。独学か講座かを決める前に、どちらで受けるかを決めてください。

級・方式 期間・回 受験者数 合格者数 合格率
3級 ネット試験 2025年4月〜2026年3月 276,477名 112,797名 40.8%
3級 統一試験 第173回(2026年6月14日) 14,359名 4,854名 33.8%
2級 ネット試験 2025年4月〜2026年3月 141,072名 46,351名 32.9%
2級 統一試験 第173回(2026年6月14日) 4,821名 728名 15.1%

統一試験の受験者数は、申込者ではなく実際に受けた人の数(実受験者数)です。

2級を統一試験で受ける人は、合格率が15.1%で「2割未満」にも当てはまり、目安の数が2つになります。講座を検討する側に入ります。2級は商業簿記に加えて工業簿記(原価計算を含む)も出ます。

宅建はマーク式なのに、なぜ講座を検討する側なのか

宅建は50問の四肢択一式で、記述式はありません。それでも令和7年度の合格率は18.7%で、2割を下回っています。合格基準点は50問中33点でした。

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格基準点(一般受験者)
令和7年度 245,462 45,821 18.7% 50問中33点
令和6年度 241,436 44,992 18.6% 50問中37点
令和5年度 233,276 40,025 17.2% 50問中36点
令和4年度 226,048 38,525 17.0% 50問中36点

合格基準点は年度で33点から37点まで動いています。問題の難しさで合格ラインが変わる試験では、何点を目標にするかの見立てが要ります。講座の標準学習期間は、宅建も行政書士も同じ6ヵ月です。

行政書士で講座が効くのはどこか

行政書士は、5試験で唯一、3つの目安すべてに当てはまります。差がつくのは記述式です。

区分 出題形式 出題数 満点
法令等 5肢択一式 40問 160点
法令等 多肢選択式 3問 24点
法令等 記述式(1問20点) 3問 60点
基礎知識 5肢択一式 14問 56点
合計 — 60問 300点

令和7年度の合格基準は、試験全体で180点以上、法令等で122点以上、基礎知識で24点以上の3つをすべて満たすことでした。記述式は3問で60点あり、満点の2割を占めます。40字程度で書く答案は、書き方の添削を受けられる講座の方が練習しやすい部分です。

独学が向かない人は、どんな人か

  • 記述式がある試験を、答案を見てくれる人がいないまま受ける人
  • 合格基準点が年度で動く試験で、どこまで仕上げればよいか自分で決められない人
  • 講座の標準学習期間より短い期間で、初めての分野に挑む人

講座を比べるなら、日商簿記は簿記講座の比較、ITパスポートはITパスポート・基本情報の講座比較に、各社の受講料と返金条件を公式の値で並べています。試験そのものの日程と受験料は、日商簿記3級・日商簿記2級・ITパスポートの記事にまとめています。

出典

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よくある質問

独学か講座かは何で決めればいいですか?

編集部は3つの目安で決めています。記述式があるか、直近の合格率が2割未満か、講座の標準学習期間が6ヵ月以上か。2つ以上当てはまれば講座を検討、1つ以下なら独学から始めるのが目安です。

日商簿記2級は独学で受かりますか?

ネット試験の2025年度合格率は32.9%で、統一試験(第173回)の15.1%より高めです。出題は選択式と入力式で記述式はありません。目安に当てはまるのは講座の標準学習期間(ユーキャンは6ヵ月)の1つだけなので、独学から始めて、工業簿記でつまずいたら講座を足す順番を勧めます。

宅建はマーク式なのに講座を勧めるのはなぜですか?

出題は50問の四肢択一式ですが、令和7年度の合格率は18.7%(受験者数245,462名・合格者数45,821名)で2割を下回り、講座の標準学習期間も6ヵ月です。目安の2つに当てはまるため、法律を初めて学ぶ人には講座の検討を勧めます。

ITパスポートはいつまでに受けるべきですか?

IPAは2026年12月28日以降、システムのリプレースで試験実施を一時休止すると発表しています。2027年1月以降の試験は2026年秋頃に案内される予定です。

この記事の更新

  • 2026年9月26日初版。5試験の公式合格率・出題形式・講座の標準学習期間で判断基準を作成

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