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通信講座の途中解約と返金:6社の規約を比較【2026年10月】|8日以内なら全額戻る講座は?

スタディング・ユーキャン・アガルート・フォーサイト・クレアール・LECの6社について、申込み後にやめたときの返金を各社の規約の文言どおりに並べました。8日以内にやめて全額が戻るのはユーキャン・クレアール・フォーサイト(未開封などの条件つき)、一括払いの講座を8日過ぎてからやめても経過月数に応じて戻るのはクレアールです。

更新公式ページの確認日 2026年10月8日試験手帖 編集部

ノートの横のノート PC
写真: Marissa Grootes(Unsplash)

編集部の結論: 続くかどうか自信がないまま通信講座を申し込むなら、クレアールを選びます。 この記事で比べた6社のうち、クレアールは届いてから8日以内なら理由を問わず全額が戻り、8日を過ぎても経過した月数に応じて講義料が戻ります(解約手数料などを差し引いた額)。 申し込んでから8日以内に「やっぱりやめる」と決められる人は、ユーキャン(返送料だけの負担)かフォーサイト(未開封・デジタル教材未利用が条件)でも全額が戻ります。 スタディングは、使えない不具合があった場合とローン(分割払い)の場合を除いて返金がありません。

書類の山の上の電卓
写真: FIN(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

申し込んで8日以内なら、どの講座をやめられるか

通信講座は通信販売なので、特定商取引法では、商品の引渡しを受けた日から8日以内なら申込みの撤回や解除ができ、送料は消費者の負担です。ただし、事業者が広告に特約を表示していれば特約が優先します(消費者庁「特定商取引法ガイド」)。6社の特約(規約)は次のとおりです。

会社 8日以内の扱い(規約の記載) 戻る額(規約の記載) 主な条件(規約の記載)
クレアール 「初回教材到着日」「講義初回配信日」または「視聴可能日」のいずれか早い日から8日以内なら「理由を問わず契約を解除することができます」 教材類の返却後、受領済み受講料の全額 書き込み・破損などで他の人に提供できない教材は教材費相当額を控除。返送料と銀行振込手数料は受講者負担
ユーキャン 「教材・商品がお気に召さない場合や、ご都合によりご受講できなくなった場合」も、初回送付物の到着後8日以内なら返品できる 返品後に返金手続き(キャンセル料は不要) 返送料のみ負担。一部の講座は8日以内でも返品不可
フォーサイト 受講開始前の解約として、条件をすべて満たす場合に限り返品を受け付ける 送料を省いた受領済み受講料の「全額」(銀行振込) 初回発送教材のみ受取り、未開封、受取りから8日以内にメールで申入れ、デジタルコンテンツでの学習開始・ダウンロードをしていないこと。返送料と振込手数料は負担
アガルート 期間による取消しの定めはない。「原則として、商品の交換又は返品は受け付けない」(特定商取引法に基づく表記) 講座開講日前の取消し・解約等は「受領済受講料の20%又は22,000円のいずれか低い額」+返金時の銀行等振込手数料を差し引く 返金を請求できるのは死亡・重大な疾病による受講不能・これらに準ずる正当事由の場合
LEC 期間による取消しの定めはない。講座開始前の取消・解約は所定の申入書で申し入れる 「受領済受講料」-「解約手数料」-「追加差引額」 解約手数料は2万5千円又は受領済受講料の20%のいずれか低い額。Web講座は受講可能になった時点で「講座開始」
スタディング 「商品等の性質上、本条に定める例外を除いてキャンセル、返品および返金はできません」 例外のときだけ返金 交換・修正ができず、利用者に責任がなく使えない場合に限り、契約成立後8日以内に連絡すればキャンセル・返金できる。「クーリングオフ制度は適用されません」

フォーサイトは、デジタルコンテンツを使ったりダウンロードしたりしたことが確認されると、8日以内で教材が未使用でも受講前解約を受け付けません。届いたらすぐ動画を見始める人は、この条件に当てはまらなくなります。

8日を過ぎてからやめると、いくら戻るか

途中解約の計算は、会社ごとに「どこまでを使った分とみなすか」が違います。ここが返金額をいちばん大きく左右します。

会社 途中解約できるか(規約の記載) 返金額の計算(規約の記載) 「使った分」の数え方(規約の記載)
クレアール 8日経過後の中途解約も返金あり 未受講料相当額+教材費未発送相当額+オプション代金未発送相当額-解約手数料-追加差引額-クレジットカード等の取消手数料相当額 講義料×(受講期間-学習月数)/受講期間。学習月数は初回発送日の属する月から解約申入れの月まで
LEC 個人的事由で受講が不能又は著しく困難と本人が判断した場合も、所定の解約等申入書で申し入れられる 「受領済受講料」-「実施済受講料」-「解約手数料」-「追加差引額」 Web講座は、実際に受講したか否かにかかわらず、受講可能になった講義を「実施済」とする
アガルート 死亡・重大な疾病・これらに準ずる正当事由の場合に限る。個人的都合は「一度ご相談ください」 実施済の講義部分に相当する受講料+損料+銀行等振込手数料を受領済受講料から差し引く ウェブ受講システム利用講座は「配信済」の講義部分
フォーサイト メールで中途解約を申し出る(教材の返送は不要) 未提供部分の受講料相当額-その20%=返金額(百円未満切り捨て) デジタル教材と製本教材がある場合は、デジタル教材のeラーニング上での公開で提供済みとみなす。【デジタルプラン】は受講開始後の解約不可
ユーキャン 教材到着後8日を過ぎた方の途中解約は「できかねます」 — —
スタディング ローン(分割払い)の場合だけ、毎月最終営業日までに申し出て解約に合意すれば返金 解約合意の日が属する月の翌月以降の分として受領した受講料を返金 発送手続きが済んだ教材類の代金は返金額から相殺

講義動画をまとめて配信する講座では、アガルート・LEC・フォーサイトの計算だと、配信された時点でその講義は「使った分」になります。クレアールは経過した月数で割り戻すため、動画が配信済みでも残りの月数分が返金の計算に入ります。この6社のうち、一括払いで途中でやめても残りの期間分が戻ると規約から読めるのはクレアールだけです(スタディングはローン払いのときだけ、解約合意の翌月以降の分が戻ります)。

解約手数料はいくら引かれるか

受講料から「使った分」を引いた残り(各社の呼び方は「残役務」「基準額」「未提供部分の受講料相当額」など)に、手数料がかかります。

会社 解約手数料(規約の記載) 残りが10万円のとき 残りが30万円のとき
クレアール 5万円又は残り(未受講料相当額+未発送の教材費・オプション代金)の20%のいずれか低い額 2万円 5万円
LEC(講座開始後) 5万円又は「基準額」の20%のいずれか低い額 2万円 5万円
アガルート(講座開講日以後) 損料として残役務の20%又は55,000円のいずれか低い額 2万円 5万5千円
フォーサイト(受講開始後) 未提供部分の受講料相当額×20%(上限の記載なし) 2万円 6万円

残りが25万円以下なら、4社とも手数料は残りの20%で同じです。差が出るのは残りが25万円を超える高額講座で、この4社では上限のないフォーサイトがいちばん多く引かれます。上の2列は、規約の式に数字を当てはめて編集部が計算した例です。クレアール・LEC・アガルートは、このほかに特典の相当額(追加差引額)や振込手数料が引かれることがあります。

申込み特典や、カード払いの分はどうなるか

やめると、申込みのときに受け取った特典の分も差し引かれます。支払い方法によって、戻り方も違います。

会社 特典の扱い(規約の記載) 支払い方法ごとの戻り方(規約の記載)
クレアール 追加の割引クーポン、提供済みの特典講座、受講中に使った本試験受験料や合格お祝い金の特典は相当額を差し引く クレジットカード・学費ローンは、実際に発生した取消手数料等の相当額を差し引く
LEC 特典が物品なら販売価格相当額、金券なら額面、講座なら一般価格を追加差引額にする 教育クレジットは、クレジット会社に払うキャンセル手数料相当額を差し引く
アガルート 教材・物品・現金・クーポン・割引券などの特典は返却。開封・使用済みなら相当額を支払うか返金額から控除 付与されたポイントは失効。不足分は1ポイント1円で返金額から控除
フォーサイト ― クレジットカード・楽天ペイ・あと払い(ペイディ)も銀行振込で返金。決済の取消しはせず、解約後も引き落としは続く
ユーキャン ― クレジットカードは当社で取消処理。キャッシュレス決済は各サービスを通して返金。払込用紙の支払いは手紙のあと指定口座へ返金

フォーサイトはこのほか、受講開始前・受講開始後のどちらで解約しても、原則として今後の新規申込みができなくなると書いています。

どんな理由だと解約を受け付けてもらえないか

規約には、解約の理由や講座の種類によって返金の扱いを分ける定めがあります。

  • 視聴環境: アガルートとフォーサイトは、推奨環境を満たしていても自分の端末で視聴できないことを理由とする解約を受け付けません。申し込む前に視聴を確かめてください
  • 受験資格: アガルートは、受験資格がないことによる解約・返品を受け付けません。LECは反対に、受験資格がないことが判明した場合を解約を申し入れられる事由に挙げています
  • 受講期間の経過: アガルートは、受講期間の定めがある講座では、期間を過ぎた後の解約・返金は一切できません
  • 講座の種類: クレアールは、受講期間が3か月未満の講座、模擬試験、答案練習会、単科講座などを原則として返金の対象外にしています
  • 規約違反: スタディングとフォーサイトは、規約違反などで利用を止めた場合は返金しないと書いています

TAC と資格の大原は、申込規約がPDFで公開されていて、編集部の環境では本文の文字を読み取れなかったため、この記事には載せていません。規約は改定されることがあるので、申し込む前に各社の規約の最新版を開いて確かめてください。

どの講座を選べば、やめるときに損が少ないか

  • 受講期間の長い講座で、途中で続かなくなるかもしれない人は、クレアールです。一括払いでも経過した月数で割り戻す計算は、この6社でクレアールだけです
  • 届いた教材を見てから決めたい人は、ユーキャンかクレアールです。クレアールは8日以内なら「理由を問わず」、ユーキャンは「お気に召さない場合」や都合で受講できなくなった場合もキャンセル料なしで返品できます
  • 転勤・介護などでやめる可能性がある人は、LECも候補です。個人的事由でも申入書で解約を申し入れられ、手数料の上限は5万円です
  • 自己都合でやめる可能性がある人に、アガルートは向きません。返金を請求できる事由が死亡・重大な疾病とこれらに準ずる正当事由に限られます
  • スタディングを検討する人は、ローン(分割払い)以外で買うと、使えない不具合の場合を除いて返金がありません。講座の中身を確かめてから申し込んでください

返金保証や合格祝い金の条件は、講座の返金制度・合格祝い金の条件比較にまとめています。

出典

出典

よくある質問

通信講座にクーリング・オフはありますか?

通信販売の講座は、商品の引渡しを受けた日から8日以内なら申込みの撤回や解除ができ、送料は消費者の負担というのが特定商取引法の原則です(消費者庁の特定商取引法ガイド)。ただし事業者が広告に特約を書いていれば特約が優先します。スタディングの利用規約は「クーリングオフ制度は適用されません」と書き、講座のキャンセル・返品・返金を原則として受け付けていません。

ユーキャンの講座は途中で解約できますか?

できません。ユーキャンのFAQは「教材到着後8日以内にご返送いただければ返品を受け付けますが、この期間を過ぎた方の途中解約はできかねます」と答えています。8日以内なら、教材が気に入らない場合や都合で受講できなくなった場合もキャンセル料なしで返品でき、負担は返送料だけです(一部の講座は8日以内でも返品不可)。

途中でやめたとき、どの講座がいちばん多く戻りますか?

受講料をどう割り戻すかが会社で違います。クレアールは講義料を「受講期間」と「学習月数」(経過した月数)で割り戻すため、講義動画が配信済みでも残りの月数の分が計算に入ります。アガルートとLECは配信済み(受講可能になった)講義を実施済みとして差し引き、フォーサイトはデジタル教材の公開をもって提供済みとみなします。そのうえで解約手数料(クレアールとLECは5万円、アガルートは55,000円が上限。フォーサイトは未提供部分の20%)が引かれます。

アガルートは自己都合で解約できますか?

会員規約は、返金を請求できる場合を本人の死亡、重大な疾病による受講不能、これらに準ずる正当事由に限り、「個人的都合によるものについてはこの限りではありませんが,一度ご相談ください」と書いています。受講期間の定めがある講座は、受講期間を過ぎると解約・返金はできません。

この記事の更新

  • 2026年9月28日初版。通信講座6社(スタディング・ユーキャン・アガルート・フォーサイト・クレアール・LEC)の申込み直後の返品、途中解約の返金額の計算、解約手数料の上限、支払方法ごとの返金の方法を各社の規約から作成
  • 2026年10月8日鮮度確認: 公式ページを開き直して一致を確認(クレアール8日以内の全額返金・解約手数料5万円又は20%の低い額、LEC解約手数料 開始前は2万5千円又は20%・開始後は5万円又は基準額の20%の低い額、アガルート 開講日前は20%又は22,000円・開講日以後の損料は残役務の20%又は55,000円の低い額、フォーサイト中途解約は未提供部分の20%控除、ユーキャン8日以内返品・8日経過後の途中解約不可、スタディングは例外を除き返金不可)

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