試験手帖

講座比較

公認会計士の通信講座4社比較|2028年目標の初学者コースは448,200円〜840,000円【2026年9月】

公認会計士の通信講座(クレアール・資格の大原・TAC・CPA会計学院)を、2028年合格目標の初学者コースの公式受講料で比べました。入学金と入会金の有無、9月と10月で切れる割引の期限、合格者数の数え方の違い、教育訓練給付の対象コース、落ちた年をどう買うかまでを公式ページの記載で並べています。

2026年9月22日 更新公式ページの確認日 2026年9月22日試験手帖 編集部

金融の本
写真: Ivan Shilov(Unsplash)

費用を最小にするならクレアールの 2028 年合格目標 2 年スタンダード合格コース(9 月割引価格 448,200 円)、落ちた年のぶんまで先に買うならクレアールの 3 年トータルセーフティコース(同 623,200 円)、合格者数の実績で選ぶなら CPA会計学院の 1.8 年スタンダードコース(通信講座 790,000 円)、通学と同じ講義と答練を通信で受けるなら大原の 2 年初学者合格コース(Web通信の一般価格 800,000 円+入学金 6,000 円。資格フェス2026.夏のクーポンを使えば 760,000 円・入学金 0 円)か TAC の 1.5 年 L 本科生(秋割 760,000 円+入会金 10,000 円)です。 公認会計士は短答式と論文式を合わせて 2 年前後を見る試験なので、講座は「1 年でいくら」ではなく「何年ぶんを、いつ買うか」で総額が決まります。最安と最高で約 1.9 倍の差がありますが、その差は講義の量ではなく、答練の回数・通学の有無・合格実績の公表の仕方・落ちた年の扱いに出ます。

2028年合格目標の初学者コースは、4社でいくら違うか

項目クレアール 2028年合格目標 2年スタンダード合格コース(初学者対象・Web通信)クレアール 2027・2028年合格 2年セーフティコース(初学者対象・Web通信)資格の大原 2028年合格目標 1.5年ロング初学者合格コース(Web通信)TAC 1.5年L本科生(2028年合格目標・Web通信講座)資格の大原 2028年合格目標 2年初学者合格コース(Web通信)CPA会計学院 1.8年スタンダードコース(2028年合格目標)TAC フルコミットS本科生(2027・28年合格目標)
受講料の要点初学者対象 Web通信 540,000 円→448,200 円、簿記 3 級修了者対象 535,000 円→444,050 円、簿記 2 級修了者対象 510,000 円→423,300 円、簿記 1 級修了者対象 470,000 円→390,100 円。受講料は「入学金、教材費、消費税、送料込み」。オプション講義答練資料は初学者対象 50,000 円(割引適用なし)ほかが別途。初学者対象 Web通信 640,000 円→524,800 円、簿記 3 級修了者対象 635,000 円→520,700 円、簿記 2 級修了者対象 610,000 円→500,200 円。オプション講義答練資料 48,000〜50,000 円は別途。第一目標は 2027 年 5 月の短答式試験・2027 年 8 月の論文式試験。Web通信の一般価格(税込)は簿記未修者 770,000 円、3 級修了者 760,000 円、2・1 級修了者 750,000 円。割引は二択で、資格フェス2026.夏の受講料5%OFFクーポンなら簿記未修者 731,500 円、秋の早期申込キャンペーンの「受講料20,000円OFF」なら 750,000 円。入学金 6,000 円は大原グループの講座が初めての場合に別途必要だが、同フェスの入学金6,000円OFFクーポンで 0 円になる。通常価格 ¥780,000(教材費・消費税 10% を含む)。秋割キャンペーンは一括払い ¥760,000、分割払い前期 ¥430,000。乗り換え割引・再チャレンジ割引は ¥585,000、簿記 1 級合格者割引は ¥624,000。「0から始まる会員番号をお持ちでない方は、受講料のほかに別途入会金(¥10,000・8%10%税込)が必要です。」学習メディアは教室+Web講座/ビデオブース+Web講座/Web通信講座。Web通信の一般価格(税込)は簿記未修者 800,000 円、3 級修了者 790,000 円、2・1 級修了者 780,000 円。資格フェス2026.夏の受講料5%OFFクーポンを使うと簿記未修者は 760,000 円。「大原グループの講座(通学・通信)に初めてお申し込みの方は、受講料の他に入学金6,000円(税込)が必要」だが、同フェスの入学金6,000円OFFクーポンで 0 円になる。教室通学・映像通学も選べる。「28年合格目標 短答2回対応」。通信講座 790,000 円(税込)、通学講座 790,000 円(税込)、通学・通信併用講座 830,000 円(税込)。受講期間は 2026 年 8 月〜2028 年 8 月 31 日まで、申込期間は 2026 年 8 月 1 日〜12 月 31 日。「フルコミットS本科生(通学+Web講座/Web通信講座)¥840,000」。再チャレンジ割引 ¥630,000、簿記 1 級合格者割引 ¥672,000。「0から始まる会員番号をお持ちでない方は、受講料のほかに別途入会金(¥10,000・8%10%税込)が必要です。」
教材・講義時間(公式)回数 412 回。開講時期 2026 年 9 月〜12 月。入門講義 約 15 回、基礎マスター講義 約 137 回、上級講義 約 110 回、論文直前講義 約 6 回、短答基礎答練 約 8 回、短答直前答練 約 12 回、短答対策アクセス答練 約 25 回、論文基礎答練 約 18 回、論文応用答練 約 15 回、論文対策アクセス答練 約 40 回、論文直前答練 約 19 回、全国公開模試 短答 2 回・論文 2 回。回数 412 回。開講時期 2026 年 3 月〜8 月。選択科目は経営学・経済学・統計学から 1 科目。
質問・サポート(公式)公認会計士講座トップの記載は「万全なサポート体制(担任制度や毎日実施の質問会等)」。質問回数の上限は確認したページに記載なし公認会計士講座トップの記載は「万全なサポート体制(担任制度や毎日実施の質問会等)」。質問回数の上限は確認したページに記載なし通信講座のページの記載は「いつでもどこでも学習できる環境と、いつでもどこでも大原講師のサポートが受けられます」「オンライン自習室、オンライン学習相談」。質問回数の上限は確認したページに記載なし確認したコースページに質問回数の記載なし通信講座のページの記載は「いつでもどこでも学習できる環境と、いつでもどこでも大原講師のサポートが受けられます」「オンライン自習室、オンライン学習相談」。質問回数の上限は確認したページに記載なし確認したコースページに質問回数の記載なし。選択科目は経営学が標準で統計学への変更も可確認したコースページに質問回数の記載なし
返金・合格祝い金の条件確認したコースページに合格お祝い金・未受講分返金の記載なし(同社のセーフティ/トータルセーフティコースには記載あり)「合格お祝い金」制度と「未受講分返金制度」ありと記載。金額はコースページに「詳細は、裏面をご覧ください」とあり掲載なし確認したコースページに返金・合格祝い金の記載なし確認したコースページ・割引制度ページに返金・合格祝い金の記載なし。「各種イベント参加・個別相談で入会金免除券をプレゼント」と、新規入会者紹介制度(紹介した方・紹介された方それぞれ電子マネー 5,000 円分)の記載はあり確認したコースページに返金・合格祝い金の記載なし「万が一合格できなくても、通信限定で1年間の無料延長サービス」確認したコースページ・割引制度ページに返金・合格祝い金の記載なし

各社の公式ページで確認(最終更新 2026年9月22日):

公式サイトへの入口と、割引・合格実績の書かれ方も並べます。割引の期限は公式ページの記載をそのまま写しています。

項目クレアール 2028年合格目標 2年スタンダード合格コース(初学者対象・Web通信)クレアール 2027・2028年合格 2年セーフティコース(初学者対象・Web通信)資格の大原 2028年合格目標 1.5年ロング初学者合格コース(Web通信)TAC 1.5年L本科生(2028年合格目標・Web通信講座)資格の大原 2028年合格目標 2年初学者合格コース(Web通信)CPA会計学院 1.8年スタンダードコース(2028年合格目標)TAC フルコミットS本科生(2027・28年合格目標)
公式サイトhttps://www.crear-ac.co.jp/cpa/course/2nen-standard/https://www.crear-ac.co.jp/cpa/course/2nen-totalsafety/https://www.o-hara.jp/course/kaikeishi/course_detail?id=13687https://www.tac-school.co.jp/kouza_kaikei/kaikei_crs_beginner_15lhonka.htmlhttps://www.o-hara.jp/course/kaikeishi/course_detail?id=13698https://cpa-net.jp/course/cpa/info/18suta/https://www.tac-school.co.jp/kouza_kaikei/kaikei_crs_beginner_2chonka.html
割引・キャンペーン(確認日)9 月割引価格は「9月30日(水)まで」。教育訓練給付制度の対象講座一覧に本コースの記載なし9 月割引価格は「9月30日(水)まで」秋の早期申込キャンペーン(2026年8/1(土)〜9/30(水))で「2028年合格目標1.5年ロング初学者合格コースの受講料20,000円OFF」。資格フェス2026.夏(開催期間「2026年8月1日(土)10:00~2026年9月30日(水)」)は「参加特典は入学金6,000円免除・授業料5%OFF」で、クーポンは「インターネット申込時のみ有効です(有効期限…2026年10月15日)」。「受講料5%OFFクーポンは期間限定キャンペーンや他の割引制度との併用はできません」ため、20,000 円 OFF と 5%OFF は選択制秋割キャンペーン(2026年9/1(火)〜10/31(土)、郵送は当日の消印有効)で 1.5 年 L 本科生が ¥20,000 割引(¥780,000→¥760,000)。「秋割キャンペーンは、TAC 取扱代理店(大学生協・書店等)割引・NEXT 割引・日商簿記ステップアップ割引のいずれか1つとの併用が可能」。教育訓練給付制度の対象資格一覧に公認会計士の記載はなく、米国公認会計士(USCPA)のみ記載資格フェス2026.夏(開催期間「2026年8月1日(土)10:00~2026年9月30日(水)」)の「参加特典は入学金6,000円免除・授業料5%OFF」。クーポンは「インターネット申込時のみ有効です(有効期限…2026年10月15日)」。対象外は「社会福祉士養成コース(一般養成施設)」「専門学校、集中資格取得コース」と一部校舎の教室通学・映像通学で、公認会計士講座の Web通信は対象外一覧にない。「受講料5%OFFクーポンは期間限定キャンペーンや他の割引制度との併用はできません」。秋の早期申込キャンペーン(2026年8/1(土)〜9/30(水))の 20,000 円 OFF は 1.5 年ロング初学者合格コースが対象で、本コースは対象外確認したコース・料金一覧とコースページに期間限定割引の記載なし秋割キャンペーン(2026年9/1(火)〜10/31(土))の対象コースは 1.5 年 L 本科生で、本コースは対象外。教育訓練給付制度の対象資格一覧に公認会計士の記載なし
合格実績(公式公表値)確認した公認会計士講座トップとコースページに、集計方法の注記つきの合格者数・合格率の公表値なし確認した公認会計士講座トップとコースページに、集計方法の注記つきの合格者数・合格率の公表値なし「公認会計士試験合格者1,302名(2021年367名、2022年301名、2023年280名、2024年206名、2025年148名)」。うち初学者コース合格者 609 名(46.7%)、在学中合格者 721 名(55.4%)。2026 年 2 月 1 日現在。大原生合格者は合格に必要な科目の講義等をすべて受講して最終合格した人を指し、公開模試のみの受講生や教材購入者は含まない「TAC本科生カリキュラム修了者【第2回論文式模試結果D判定以上】合格率80.5%」。本科生合格者数は 2025 年 313 名、2024 年 335 名、2023 年 345 名、2022 年 410 名、2021 年 289 名で、2006〜2025 年の累計は「合格者累計業界初の1万人突破」。TAC 本科生は「目標年度の試験に合格するために必要と考えられる講義・答案練習・公開模試・試験委員対策・法令改正等をパッケージ化したTACのコースにおいて、合格に必要な科目を全て受講し、かつ最終合格された方」「公認会計士試験合格者1,302名(2021年367名、2022年301名、2023年280名、2024年206名、2025年148名)」。うち初学者コース合格者 609 名(46.7%)、在学中合格者 721 名(55.4%)。2026 年 2 月 1 日現在。大原生合格者は合格に必要な科目の講義等をすべて受講して最終合格した人を指し、公開模試のみの受講生や教材購入者は含まない2025 年公認会計士試験で「合格者数1,092名・合格者占有率※66.7%」。占有率は「令和7年公認会計士試験合格者1,636名に占めるCPA会計学院公認会計士試験合格者1,092名の割合」で、対象は「2025年合格目標の初学者または再受験者対象のCPA本科コース受講者のうち、論文式試験合格者」「TAC本科生カリキュラム修了者【第2回論文式模試結果D判定以上】合格率80.5%」。本科生合格者数は 2025 年 313 名、2024 年 335 名、2023 年 345 名、2022 年 410 名、2021 年 289 名で、2006〜2025 年の累計は「合格者累計業界初の1万人突破」。TAC 本科生は「目標年度の試験に合格するために必要と考えられる講義・答案練習・公開模試・試験委員対策・法令改正等をパッケージ化したTACのコースにおいて、合格に必要な科目を全て受講し、かつ最終合格された方」

各社の公式ページで確認(最終更新 2026年9月22日):

価格を並べるときに効いてくるのが、受講料に何が入っているかです。クレアールはコースページに「入学金、教材費、消費税、送料込み」と明記しています。大原は「大原グループの講座(通学・通信)に初めてお申し込みの方は、受講料の他に入学金6,000円(税込)が必要」、TAC は「0から始まる会員番号をお持ちでない方は、受講料のほかに別途入会金(¥10,000・8%10%税込)が必要です。」と書いています。表の金額に上乗せされる額は小さいものの、比較サイトの数字と申込画面の合計が合わない原因はここです。CPA会計学院は、確認したコース・料金一覧とコースページに入学金の記載がありません。

もう一つは簿記の学習歴で値段が下がる会社と、下がらない会社があることです。クレアールと大原は簿記の級で価格を分けています。クレアールの 2 年スタンダード合格コースは初学者対象 448,200 円に対し、簿記 3 級修了者対象 444,050 円、2 級修了者対象 423,300 円、1 級修了者対象 390,100 円。大原の 2 年初学者合格コース(Web通信)は一般価格で簿記未修者 800,000 円、3 級修了者 790,000 円、2・1 級修了者 780,000 円です。TAC は級別の価格表ではなく割引制度の形で、簿記 1 級合格者割引が 20% OFF(1.5 年 L 本科生なら ¥624,000)。CPA会計学院の 1.8 年スタンダードコースは、通信講座 790,000 円・通学講座 790,000 円・通学と通信の併用講座 830,000 円という受講形態別の分け方で、簿記の級による価格差はありません。

「合格者1,092名」と「合格率80.5%」は、同じ物差しに乗らない

4 社が出している実績は、どれも母数の作り方が違います。並べて大小を比べられる数字ではないので、何を数えたものかを先に見てください。

CPA会計学院は占有率です。 2025 年公認会計士試験で「合格者数1,092名・合格者占有率※66.7%」を掲げています。注記では、占有率を「令和7年公認会計士試験合格者1,636名に占めるCPA会計学院公認会計士試験合格者1,092名の割合」と定義し、対象を「2025年合格目標の初学者または再受験者対象のCPA本科コース受講者のうち、論文式試験合格者」としています。全体の合格者に占める割合という、いちばん解釈の幅が狭い指標です。

大原は年別の合格者数と、その内訳です。 「公認会計士試験合格者1,302名(2021年367名、2022年301名、2023年280名、2024年206名、2025年148名)」と公表し、そのうち初学者コース合格者 609 名(46.7%)、在学中合格者 721 名(55.4%)という内訳を出しています(2026 年 2 月 1 日現在)。大原生合格者は「合格に必要な科目の講義等をすべて受講して最終合格された方」で、公開模試のみの受講生や教材購入者は含みません。

TAC は合格者数と、条件を絞った合格率の両方です。 本科生合格者数は 2025 年 313 名、2024 年 335 名、2023 年 345 名、2022 年 410 名、2021 年 289 名で、2006 年からの累計は「合格者累計業界初の1万人突破」。本科生の定義は「目標年度の試験に合格するために必要と考えられる講義・答案練習・公開模試・試験委員対策・法令改正等をパッケージ化したTACのコースにおいて、合格に必要な科目を全て受講し、かつ最終合格された方」です。あわせて「TAC本科生カリキュラム修了者【第2回論文式模試結果D判定以上】合格率80.5%」を出していますが、これは模試で D 判定以上を取った層に絞った数字で、受講者全体の合格率ではありません。

クレアールは、確認した公認会計士講座トップとコースページに、集計方法の注記つきの合格者数・合格率がありません。 実績で学校を選びたい人には材料が無い、ということです。

同じ年(2025 年)の数字を機械的に並べると CPA会計学院 1,092 名・TAC 313 名・大原 148 名ですが、これは「誰を自校の合格者と数えるか」の定義がそろっていないので、3 社の指導力の順位ではありません。比べられるのは、受講料・講義と答練の回数・受講期間・割引の期限・入学金の有無という、定義のそろった項目だけです。試験そのものの日程・受験料・合格率は公認会計士試験の記事にまとめています。

教育訓練給付が使えるコースは、公認会計士では限られる

雇用保険の一般教育訓練給付は、厚生労働大臣が指定した講座に限って受講料の一部が戻る制度です。公認会計士講座では、この指定を受けたコースが少数です。

確認したページで公認会計士の対象コースを金額つきで挙げていたのはクレアールでした。対象講座一覧には次の 3 コースが載っています。

クレアールの対象コース 一般価格 自己負担額 指定期間
公認会計士 1年合格全力投球コース 520,000 円 416,000 円 令和7年4月1日~令和10年3月31日
公認会計士 上級ストレートコースW受験型[Aクラス] 400,000 円 320,000 円 令和7年4月1日~令和10年3月31日
公認会計士 上級春短答・論文ストレートコース 395,000 円 316,000 円 令和6年4月1日~令和9年3月31日

同じページの説明では、支給されるのは「教育訓練経費の20%」で、「支給額が10万円を超える場合は10万円」、「4千円を超えない」場合は支給されないとされています。教育訓練経費は「入学金及び受講料です。受講料には、受講費のほか、受講に必要な教科書代等を含みます。」と定義されています。表の自己負担額は一般価格の 20% を引いた額なので、1 年合格全力投球コース(520,000 円)の 20% は 104,000 円にあたり、上限 10 万円の側で頭打ちになる水準です。申し込む前に、上限と、割引価格に給付が併用できるかを対象コースの案内で確かめてください。

対象になっているのは 2027 年合格目標の 1 年コースと上級コースで、2028 年合格目標の 2 年スタンダード合格コースやセーフティコースは対象講座一覧にありません。給付を使う前提で予算を組むなら、選べるコースの側が先に決まります。

TAC は、公認会計士が対象資格の一覧に入っていません。 教育訓練給付制度のページに並ぶのは「簿記検定、税理士、宅地建物取引士、社会保険労務士、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、中小企業診断士、不動産鑑定士、弁理士、司法書士、1級建築施工管理技士、マンション管理士/管理業務主任者、電気主任技術者(電験三種・電験二種)電気工事士、建築士、ビジネス実務法務検定、通関士、米国公認会計士(USCPA)、貸金業務取扱者、賃貸不動産経営管理士、1級土木施工管理技士」で、会計士として載っているのは米国公認会計士(USCPA)だけです。

大原は「大原でご利用いただける教育訓練給付金は3種類です。」(一般・特定一般・専門実践)と案内していますが、「制度の適用は学校・講座により異なります」として、対象講座は校舎別・通信別の一覧に分かれています。 公認会計士講座のどのコースが対象かは、今回確認したページの本文からは読み取れませんでした。CPA会計学院についても、確認したコースページと料金一覧に給付の記載はありません。

何年ぶんを先に買うかで、総額が決まる

公認会計士は 1 回で決まる試験ではありません。クレアールは「何年ぶん買うか」をそのまま価格にしているので、追加で払う額が先に見えます。

項目クレアール 2027年合格目標 1年合格全力投球コース(初学者対象・Web通信)クレアール 2028年合格目標 2年スタンダード合格コース(初学者対象・Web通信)クレアール 2028年短答・2029年論文合格目標 3年スタンダード合格コース(初学者対象・Web通信)クレアール 2027・2028年合格 2年セーフティコース(初学者対象・Web通信)クレアール 2027・28・29年合格 3年トータルセーフティコース(初学者対象・Web通信)クレアール 2028・29・30年合格 4年トータルセーフティコース(初学者対象・Web通信)クレアール 2029・30・31年合格 5年トータルセーフティコース(初学者対象・Web通信)
受講料の要点初学者対象 Web通信 520,000 円→431,600 円、簿記 3 級修了者対象 515,000 円→427,450 円、簿記 2 級修了者対象 490,000 円→406,700 円、簿記 1 級修了者対象 450,000 円→373,500 円。受講料は「入学金、教材費、消費税、送料込み」。オプション講義答練資料 45,000〜50,000 円は別途。初学者対象 Web通信 540,000 円→448,200 円、簿記 3 級修了者対象 535,000 円→444,050 円、簿記 2 級修了者対象 510,000 円→423,300 円、簿記 1 級修了者対象 470,000 円→390,100 円。受講料は「入学金、教材費、消費税、送料込み」。オプション講義答練資料は初学者対象 50,000 円(割引適用なし)ほかが別途。初学者対象 Web通信 570,000 円→473,100 円、簿記 3 級修了者対象 565,000 円→468,950 円、簿記 2 級修了者対象 540,000 円→448,200 円、簿記 1 級修了者対象 500,000 円→415,000 円。受講料は「入学金、教材費、消費税、送料込み」。初学者対象 Web通信 640,000 円→524,800 円、簿記 3 級修了者対象 635,000 円→520,700 円、簿記 2 級修了者対象 610,000 円→500,200 円。オプション講義答練資料 48,000〜50,000 円は別途。第一目標は 2027 年 5 月の短答式試験・2027 年 8 月の論文式試験。初学者対象 Web通信 760,000 円→623,200 円、簿記 3 級修了者対象 755,000 円→619,100 円、簿記 2 級修了者対象 730,000 円→598,600 円。「短答式試験が最大5回、論文式試験が最大3回の受験チャンス」「2029年8月試験まで3年間受講保証」。受講料は「入学金、教材費、消費税、送料込み」。初学者対象 Web通信 790,000 円→647,800 円、簿記 3 級修了者対象 785,000 円→643,700 円、簿記 2 級修了者対象 760,000 円→623,200 円。「短答式試験が最大6回、論文式試験が最大3回の受験チャンス」。初学者対象 Web通信 820,000 円→672,400 円、簿記 3 級修了者対象 815,000 円→668,300 円、簿記 2 級修了者対象 790,000 円→647,800 円。
返金・合格祝い金の条件確認したコースページに合格お祝い金・未受講分返金の記載なし確認したコースページに合格お祝い金・未受講分返金の記載なし(同社のセーフティ/トータルセーフティコースには記載あり)確認したコースページに合格お祝い金・未受講分返金の記載なし「合格お祝い金」制度と「未受講分返金制度」ありと記載。金額はコースページに「詳細は、裏面をご覧ください」とあり掲載なし「2026年11月までの簿記2級(ネット試験含む)、簿記1級、2027年5月から2028年8月の短答式・論文式試験に合格された方には、「合格お祝い金」を進呈いたします。」「お祝い金は各級1回、申請には合格証書のコピーが必要になります。」「合格体験記などの執筆にご協力いただいた場合に進呈いたします。」「2027年5月から2028年8月の短答式・論文式試験に合格した場合は、未受講分の受講料を全額返金させていただきます。」「合格お祝い金制度」と「未受講分返金制度」あり。対象は 2027 年 12 月から 2029 年 8 月の試験合格者で、合格証書の提出と「合格体験記などの執筆にご協力」が条件「合格お祝い金制度」と「未受講分返金制度」あり。2028 年 12 月から 2030 年 8 月の短答式・論文式試験に合格した場合は未受講分の受講料を全額返金と記載
割引・キャンペーン(確認日)9 月割引価格は「9月30日(水)まで」。一般教育訓練給付制度の対象講座で、公式の対象講座一覧では一般価格 520,000 円・自己負担額 416,000 円・指定期間 令和7年4月1日〜令和10年3月31日9 月割引価格は「9月30日(水)まで」。教育訓練給付制度の対象講座一覧に本コースの記載なし9 月割引価格は「9月30日(水)まで」9 月割引価格は「9月30日(水)まで」9 月割引価格は「9月30日(水)まで」9 月割引価格は「9月30日(水)まで」9 月割引価格は「9月30日(水)まで」

各社の公式ページで確認(最終更新 2026年9月22日):

2 年スタンダード合格コース(448,200 円)と 2 年セーフティコース(524,800 円)の差は 76,600 円です。これが「2027 年で決められなかったときに、2028 年も同じ講座を使える」ぶんの値段になります。3 年トータルセーフティコース(623,200 円)まで上げると、2 年スタンダードとの差は 175,000 円で、「短答式試験が最大5回、論文式試験が最大3回の受験チャンス」「2029年8月試験まで3年間受講保証」が付きます。

早く受かったぶんは戻ります。 セーフティ系のコースには「2027年5月から2028年8月の短答式・論文式試験に合格した場合は、未受講分の受講料を全額返金させていただきます。」と書かれています。合格お祝い金もあり、条件は「2026年11月までの簿記2級(ネット試験含む)、簿記1級、2027年5月から2028年8月の短答式・論文式試験に合格された方」「お祝い金は各級1回、申請には合格証書のコピーが必要になります。」「合格体験記などの執筆にご協力いただいた場合に進呈いたします。」です。金額はコースページに「詳細は、裏面をご覧ください」とあり、確認した範囲では掲載されていませんでした。

他の 3 社にあるのは、返金ではなく延長と割引です。 CPA会計学院の 1.8 年スタンダードコースには「万が一合格できなくても、通信限定で1年間の無料延長サービス」があり、受講期間は 2026 年 8 月〜2028 年 8 月 31 日。TAC は他校からの乗り換え割引と過去の TAC 受講者向け再チャレンジ割引がどちらも 25% OFF で、1.5 年 L 本科生なら ¥585,000 になります。会員向けの NEXT 割引は 5% OFF。大原は、確認した 2 年初学者合格コース・1.5 年ロング初学者合格コースのページに返金や再受講の記載がありません。

割引の期限は、9月末・10月15日・10月末で切れる

いま出ている割引には期限があります。日付は公式ページの記載です。大原の資格フェスだけは、イベントの開催期間と、そこでもらうクーポンの有効期限が別に決められています。

会社 割引の名前 内容 期間
クレアール 期間限定特別割引キャンペーン 2 年セーフティコース 640,000 円→524,800 円ほか 9月30日(水)まで
資格の大原 秋の早期申込キャンペーン 2028年合格目標1.5年ロング初学者合格コースの受講料20,000円OFF 2026年8/1(土)~9/30(水)
資格の大原 資格フェス2026.夏 参加特典は入学金6,000円免除・授業料5%OFF。クーポンは「インターネット申込時のみ有効です」 開催は「2026年8月1日(土)10:00~2026年9月30日(水)」。クーポンの「有効期限…2026年10月15日」
TAC 秋割キャンペーン 1.5年L本科生が ¥780,000→¥760,000 2026年9/1(火)~10/31(土)

クレアールの割引率はコースの種類で分かれていて、スタンダード系(1 年合格全力投球・2 年スタンダード・3 年スタンダード)は一般価格の 17% 引き、セーフティ系(2 年セーフティ・3〜5 年トータルセーフティ)は 18% 引きで揃っています。TAC の秋割の対象は 1.5 年 L 本科生だけで、フルコミット S 本科生は入っていません。

大原の 2 年初学者合格コースは、秋の早期申込キャンペーン(1.5 年ロング初学者合格コース限定)の対象外ですが、資格フェス2026.夏の参加特典は使えます。 資格フェスのページで対象外として挙がっているのは「社会福祉士養成コース(一般養成施設)」「専門学校、集中資格取得コース」と、仙台校・新潟校・富山校・静岡校・沼津校・浜松校・名古屋校・津校・岐阜校・愛媛校・宮崎校・沖縄校の教室通学・映像通学(各校窓口のみ適用)で、公認会計士講座の Web通信はこの一覧に入っていません。受講料 5% OFF クーポンを使えば 800,000 円が 760,000 円、入学金 6,000 円 OFF クーポンを使えば入学金は 0 円です。

ただし「受講料5%OFFクーポンは期間限定キャンペーンや他の割引制度との併用はできません」と書かれているので、1.5 年ロング初学者合格コースでは、5% OFF(770,000 円 → 731,500 円)と秋の早期申込キャンペーンの受講料 20,000 円 OFF(770,000 円 → 750,000 円)のどちらか一方を選ぶことになります。この記事の最初のグラフと比較表では、大原の 2 コースとも安いほうの 5% OFF 適用後の額で並べています。TAC の秋割は「TAC 取扱代理店(大学生協・書店等)割引・NEXT 割引・日商簿記ステップアップ割引のいずれか1つとの併用が可能」で、郵送申込は当日の消印有効です。

あなたの条件で選ぶ

あなたの条件 選ぶコース 根拠(公式ページ)
費用を最小にして、2028 年合格を狙う クレアール 2年スタンダード合格コース 9 月割引価格 448,200 円(一般価格 540,000 円)。入学金・教材費・送料込み
2027 年に一気に決めにいく クレアール 1年合格全力投球コース 9 月割引価格 431,600 円。一般教育訓練給付の対象(自己負担額 416,000 円)
落ちた年のぶんを先に確保したい クレアール 3年トータルセーフティコース 9 月割引価格 623,200 円。短答最大 5 回・論文最大 3 回、2029 年 8 月試験まで受講保証
合格者数の実績で選びたい CPA会計学院 1.8年スタンダードコース 通信講座 790,000 円。2025 年 合格者数 1,092 名・占有率 66.7%
答練の回数を数えて決めたい TAC 1.5年L本科生 秋割 ¥760,000+入会金 ¥10,000。短答・論文の答練が計 137 回前後、全国公開模試 短答 2 回・論文 2 回
通学と通信を自分で切り替えたい 大原 2年初学者合格コース Web通信の一般価格 800,000 円+入学金 6,000 円。資格フェス2026.夏のクーポンを使えば 760,000 円・入学金 0 円。全 412 回、教室通学・映像通学も同コースで選べる
簿記 1 級まで終わっている クレアール 2年スタンダード合格コース(簿記1級修了者対象) 9 月割引価格 390,100 円。TAC の簿記 1 級合格者割引(¥624,000)より安い

向かない人

  • 教育訓練給付を必ず使いたい人に、TAC の公認会計士講座は向きません。対象資格の一覧に公認会計士がなく、載っているのは米国公認会計士(USCPA)です
  • 合格実績の数字で学校を選びたい人にクレアールは向きません。確認した公認会計士講座トップとコースページに、集計方法の注記つきの合格者数・合格率の公表値がありません
  • 質問の回数や添削の本数を先に確かめてから申し込みたい人は、4 社とも公式のコースページだけでは決められません。今回確認した範囲で回数が書かれていたのは TAC の講義・答練の回数(入門講義 約 15 回、基礎マスター講義 約 137 回、上級講義 約 110 回ほか)と大原の 412 回で、質問対応の上限はどの社のページにも書かれていませんでした
  • 9 月中に申し込めない人は、クレアールの 9 月割引価格(9月30日(水)まで)と、大原の秋の早期申込キャンペーン(1.5 年ロング初学者合格コースの受講料 20,000 円 OFF・2026年9/30(水)まで)を前提に予算を組まないでください。10 月に残るのは、TAC の秋割(2026年10/31(土)まで)と、大原の資格フェス2026.夏でもらったクーポンです。資格フェスは開催そのものが 9/30 で終わりますが、クーポンの有効期限は「2026年10月15日」で、インターネット申込に限って 10 月に入っても使えます

出典

よくある質問

公認会計士の通信講座で一番安いのはどこですか

確認日の公式価格ではクレアールです。2028 年合格目標 2 年スタンダード合格コース(初学者対象 Web通信)が 9 月割引価格 448,200 円で、一般価格は 540,000 円です。受講料には入学金・教材費・消費税・送料が含まれます。2027 年合格目標の 1 年合格全力投球コースならさらに安く、9 月割引価格 431,600 円です。どちらも割引は 9 月 30 日(水)までと公式ページに書かれています。

受講料のほかに入学金や入会金はかかりますか

会社で違います。クレアールは受講料が「入学金、教材費、消費税、送料込み」です。大原は大原グループの講座に初めて申し込む場合に入学金 6,000 円(税込)ですが、資格フェス2026.夏の入学金6,000円OFFクーポン(インターネット申込時のみ有効・有効期限 2026 年 10 月 15 日)を使えば 0 円になります。TAC は0 から始まる会員番号がない場合に入会金 10,000 円(税込)が別に要ります。CPA会計学院は、確認したコースページと料金一覧に入学金の記載がありません。

公認会計士講座で教育訓練給付は使えますか

確認したページで公認会計士の対象コースを金額つきで挙げているのはクレアールだけです。1 年合格全力投球コース(一般価格 520,000 円・自己負担額 416,000 円)、上級ストレートコースW受験型[Aクラス](400,000 円・320,000 円)、上級春短答・論文ストレートコース(395,000 円・316,000 円)の 3 つです。TAC の対象資格一覧に公認会計士はなく、載っているのは米国公認会計士(USCPA)です。

合格できなかった年のぶんはどうなりますか

クレアールのセーフティコースとトータルセーフティコースは複数年ぶんを先に買う形で、3 年トータルセーフティコースなら「短答式試験が最大5回、論文式試験が最大3回の受験チャンス」「2029年8月試験まで3年間受講保証」と書かれています。早く受かった場合は「未受講分の受講料を全額返金」。CPA会計学院の 1.8 年スタンダードコースには「万が一合格できなくても、通信限定で1年間の無料延長サービス」があります。

この記事の更新

  • 2026年9月22日初版。クレアール・資格の大原・TAC・CPA会計学院の公式ページで 2028 年合格目標の初学者コース受講料、入学金・入会金、割引の期間、合格実績の定義、教育訓練給付の対象講座、セーフティコースの返金条件、資格フェス2026.夏の対象外一覧とクーポンの有効期限を確認した

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